2011年8月30日火曜日

まだまだ増えてく非正規雇用

新しい総理大臣が野田佳彦に決まったようですが…。

非正社員38・7% 過去最多を更新 厚労省調査

2011.8.29 19:05(msn産経ニュース)
 企業に勤める労働者のうち、パートや派遣など「非正社員」の割合は昨年10月1日時点で38・7%となり、平成19年の前回調査から0・9ポイント増加し過去最多を更新したことが29日、厚生労働省の調査でわかった。昭和62年の調査開始以降、非正社員の割合は右肩上がりで増えており、厚労省は「企業が雇用調整のしやすい労働形態に依存している傾向が続いている」としている。
 調査は、5人以上を雇用する1万6886事業所などを対象に実施。1万414事業所が回答した。
 調査によると、非正社員のうち、派遣労働者は3・0%で前回(4・7%)よりも1・7ポイント減少。リーマンショック後の派遣切りの影響とみられる。一方、嘱託社員は2・4%(前回1・8%)、契約社員は3・5%(同2・8%)と、それぞれ前回よりも増加した。団塊世代が正社員から嘱託社員や契約社員に移行したことも影響しているとみられる。
非正規雇用はどんどんと増えているようです。
それは一概に悪いこととは言えないのかもしれませんが、社会の状況を考えると若者が正社員になる機会を奪われているだけのような気がしてなりません。

どうなれば、ベストなのかはわかりませんけど、暗中模索してくしかないですよね。

それにプラスアルファとして、団塊世代がリタイヤ後、非正規雇用で雇われていることにはちょっと考えされます。雇用のパイの食い合いをしていると考えると、正規雇用だけでなく、圧倒的な経験の差がある世代と新卒者世代が労働市場で戦っていくというのは厳しいッスね。

2011年8月5日金曜日

就活でバイト選ぶ3年生

タイトル通り。
就業体験という意味では、アルバイトという場はもっともいい形の就活なのかもしれません。

自分の育て方

というものを意識して、大学生活を送るといい結果につながるような気がします。

大学生のアルバイト意識は学年が上がるにつれ、せちがらくなっていくようだ。1年生は仕事を通じた無形の収穫を期待する傾向が強いが、3年生は就職活動につながる手がかりを求めるという調査結果が出た。
インテリジェンスが運営する求人情報サービス「an」が大学1~4年生の男女1512人を対象に、アルバイトに関する意識調査を実施した。調査時期は4月26日~5月2日。対象は1年以内に非正規雇用に就いたことのある国内在住の大学生。

アルバイトで就業経験のある大学生に、仕事に対する考え方を聞いたところ、「仕事を通してお金以外のものも得られると思う」が全ての学年で最多だった。だが、学年別に見ると、意識の違いが見えてくる。
1年生では「仕事を通して自分の目標や夢を実現させたい」(49.6%)、「夢実現のために、今がんばっていることがある」(55.5%)の項目が、他学年に比べて高い。入学したばかりの1年生は、初アルバイトに臨む人も多く、アルバイトへ高い期待とやる気を示している様子がうかがえる。
一方、就活を控えた3年生は「将来に不安を感じる」(67.4%)、「『やりたいこと』や『向いていること』を現在探している」(60.5%)が他学年より高い割合となった。これらの項目は4年生になると、回答割合が低下することから、就職活動を意識する3年生特有の、将来に向けた意識が表れた結果と見える。
大学生がアルバイトを探したきっかけでは、1年生は「働くことにあこがれていたので」(17.6%)の割合が他学年より高い。2年生は他学年に比べ、「交際費が欲しかったので」(30.6%)の項目が高く、大学生活に慣れ、サークルや部活動などで交友関係が広がったことが背景にあると察しがつく。
3年生は「前の仕事に不満があったので」(12.3%)、「もっとよい条件の仕事につきたかったので」(14.0%)、「いろんな仕事をしてみたかったので」(22.7%)が他の学年より高い結果になった。3年生はアルバイト経験を重ね、勤務条件を厳しく見る傾向が強まることに加え、就職を見据えた自己成長の場としてアルバイトを捉える傾向にある。「an」が行った別の調査でも、2011年入社の新入社員1192人中の73%が「アルバイトは就職活動に役に立った」と回答している。

世知辛くも何も、自分のやりたいことばっかりやってて、メシが食えるのなんて本当にごくわずかだと思いますけどね。もちろん、夢を追い続けることも大事だとは思いますが…。難しいですね。

春の大卒、5人に1人「定職なし」

やはりこういう結果になりましたねぇ。

11年春の大卒、5人に1人「定職なし」 文科省調査 

2011/8/4 18:23



今春の大学卒業生のうち就職も進学もしなかった人は8万7988人で、前年より0.9%増えたことが4日、文部科学省の学校基本調査速報で分かった。アルバイトなどを含めると10万7134人で全体の19.4%に上り、ほぼ5人に1人が定職に就いていない。厳しい就職環境などの影響で、大学は既卒者を対象にした就職支援にも力を入れている。
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大学進学率の上昇に伴い、大学と大学院に在籍する学生数は増加。速報を集計した今年5月1日時点で過去最高の289万3434人だった。今春の大卒者も前年比2.1%増の55万2794人で、うち34万546人が就職した。就職率は61.6%で0.8ポイント改善したが、7割近い水準だったリーマン・ショック前に比べると落ち込んだままだ。大学院などに進んだ人は7万642人で2.6%減った。東日本大震災の影響は「就職面ではさほど出なかった」(文科省)。
大学を卒業した春に定職に就いていない人は3年連続の増加で、10万人を超えたのは2年連続。
千葉市の男性(24)は今春に東京都内の私立大を卒業するまでに約30社の採用試験を受けたが、内定を得られなかった。今も就職活動を続ける男性は「既卒は申し込める企業が少ない」と厳しい状況を説明する。
既卒者向け就業支援を行う学生職業総合支援センター(東京・港)には8月になっても就職先を探す若者が1日100人近く訪れる。
こうした状況を踏まえ、大学側は相次ぎ、既卒者対策に乗り出している。東海大は昨年8月から都内のキャリアセンターに卒業生専用の相談員を配置。立命館大も昨年から卒業生が求人情報をコンピューターで検索できるようにするなどしている。立命館大の担当者は「卒業生へのサポートも時代の流れだ」と話す。
四年制の学部を4年間で卒業した人の割合は77.6%。前年に比べると0.9ポイント上昇したが、2年連続で8割台を下回った。4年や6年の修業年限を超えて在籍する学生は11万1768人に上る。就職先が決まらず、意図的に留年することを決めた学生も少なくないとみられる。
どうやってキャリアを築いていくのかは本当に難しい問題です。
自分が何をしたいのかを理解して、逆算して計画的に就活を続けていくしかないような気がします。