2014年10月17日金曜日

外国人リクルート

テレ東系の「ガイアの夜明け」という番組がありますが、そのなかで取り上げられていた外国人をリクルートする活動が大変興味深かったです。
渡航費や滞在費を負担し、優秀な学生を日本で面接できるようにする…という取り組みでした。

この事が何を指し示しているのか?

やはり、優秀な所にリクルート活動のリソースが振り分けられ、募集活動はますます格差が拡大していくのではないかとおもいます。

さらに、その番組のなかでは博多ラーメンの一風堂がどのように外国人を採用していくか?という内容が取り上げられていました。
そこで驚いたのは、ネパールの大学を出て、福岡の外国語の専門学校で最優秀とされた人が、一旦、アルバイトで採用され、正社員になるかどうかは様子見とされていることでした。

一風堂がブラックかどうかは知りませんし、ネパール人の彼にとって良いことなのかどうなのかはわかりませんが、驚かされたのは、日本の採用活動の文化は変えるつもりはないんだなということでした。

確かに、基準を変える必要なんてないですもんね、企業側の論理からすれば…。

望みすぎなのかもしれませんが、日本企業で働くというパイが外国人との競いあいになるなら、競争が激化するだけでなく、海外の採用活動のルールや基準も持ち込まれるといいなと思っていました。

今が過渡期なので、これからの推移を見守る必要がありますね。

2014年2月12日水曜日

東京で働くか、地元で働くか


地方女子の就活は今日もけわしい (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
百田 ちなこ
KADOKAWA/メディアファクトリー
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憧れの東京で仕事を見つけるべく、就職活動をはじめた地方在住の女子大生。その就活体験をもとにしたコミックエッセイが<地方女子の就活は今日もけわしい (メディアファクトリーのコミックエッセイ)だ。作者は福島出身で、新潟県の大学に進学。大学時代、美術館を巡るために、たびたび東京に行くようになり、都会への憧れを募らせる。そして、大学3年の秋、“東京さ出て絵ぇ描く仕事すべ!!”と決意する。(Exciteのブックレビューより
これは”あるあるネタ”な感じですね。

実際、地方の学生が「就活」ってものに手を出し始める時にまずビックリすることの一つに「自分の地元って、こんなに自分のやりたいことを仕事にすることが難しいのか!」という驚きのが一番はじめの就活のハードルだと思います。
そして、①東京にならある!大阪なら!名古屋なら!福岡なら!と都会を目指すか、②自分のやりたいこととは”少しちがうこと”探し始めるかのどちらかでしょう。
この時に考えなければいけないリスクは、①については時間とお金がメチャかかるけど、しかも社会人一年目を慣れない土地かつ大都会ですごさなければならないこと。②については、その仕事に内定をもらったとして本当にそれを仕事として続けることができるのか?ということです。

都会の大学、とりわけ東京の大学への進学というのは、実は”ここにきて”ものすごくチカラになってくるんだということが就活を始めてこの時点でわかるんですよね。このマイナスポイントを地方在住者は跳ね返さないといけない。
大学受験をするときに参考にするのは、
「その学部・学科でどんな勉強ができるのか?」
であったり、
「偏差値は自分の学力相応なのか?」
「就職率はどうなのか?」
という点な方がほとんどだと思います。しかし、大学選びをする際には、一般企業に就職したいと思うのか?それとも公務員を目指すのか?地方での就職を目指すのか?そういった視点も絶対にこれからは必要になってくると思います。

大学は就職予備校ではない!

というお話をよく耳にするようなご時世ですが、就職を控えた若い世代を抱えているということも大学の一つの真実だと思うのです。就職予備校の機能は大学に必要はないのかもしれませんが、大学を選ぶ際には、自分の就職活動のゴールを考えておく必要がある、そんな時代なのかもしれません。