2011年7月8日金曜日

高学歴が必ずしも就職に結びつかない。

高学歴であれば、就職もそれなりにラクなのかと思ってましたが…


「若者の高学歴化、就職にはつながらず」労働経済白書  2011年版 教育内容の再検討訴え

2011/7/8 9:54
細川律夫厚生労働相は8日の閣議に2011年版「労働経済の分析(労働経済白書)」を提出した。大学進学率が1990年以降20年で急速に上昇する一方、教える内容が社会のニーズに合っていないと分析し、若者の高学歴化が必ずしも就職につながっていないと指摘した。卒業しても仕事がない若者を減らすには、大学の就職支援や、学生に教える内容の再検討が必要だと強調した。
画像の拡大
2011年春卒業した大学生の就職率は91.1%となり、前年に比べ0.7ポイント悪化した。中学卒や高校卒は前年に比べ改善したが、大卒者の就職は依然として厳しい状況にある。足元で景気は持ち直しの途上にあり、企業の採用意欲も改善するはずだが、実際は就職率の伸びにつながっていないと白書は指摘する。
「大学を卒業して就職も進学もしない人」の割合は2010年は24.2%になった。2000年に32.4%と過去最高になった後は景気回復で就職する人が増え、就職・進学ともにしない人は減っていたが、09年以降は増加に転じ、10年は大きく増えた。
大学の学科別に入学者を見ると、1990年代は特に人文科学、社会科学が増え、学生増をけん引した。現在でも学生の約半数は文系の学部にいる。卒業後「就職も進学もしない人」を学部別に分析すると、理学、工学、農学は少ない一方、人文科学、社会科学、芸術など文系では多い。白書は「大学定員は拡大してきたが、その際の学科構成は社会のニーズに合わせて拡大してきたとは言い難い」と厳しく評価した。
この記事を読む限り、そういう訳でもないようですね。
じゃあ、どうすりゃいいんだ!という話になりそうですけど。

しかし、記事の中で指摘している理系・文系の差について考えてみれば、要するに文系学部の学生が苦労するんですよ、という話でもあるわけで。
実際、文系学部の学生がどんな勉強をしないといけないか?どう自分を成長させていくかについてはそれぞれがちゃんと考えて自分をプロデュースしないといけないのかな?と思います。もちろん、これは理系学部の学生にも言えることだと思いますが。
何も考えずにレールに乗っていれば、就活をゴールできた時代は終わったということなのかもしれませんね。